マーケット概要
マクロ&地政学
本日のFRB決定を受けて、市場はインフレの道筋と今後の金利動向に関するメッセージを評価する。金利は据え置きになるとの見方が優勢だが、エネルギー起因のインフレリスクと、過去の利上げの影響が残ることから、声明は重要だ。タカ派的なトーンはドルと国債利回りを下支えし得る一方、よりハト派的ならリスク資産に余地が生まれる可能性がある。
本日の経済カレンダー (GMT)
| 時間 | 通貨 | イベント | 予想 | 前回 |
|---|---|---|---|---|
| 18:00 | USD | 金利決定 | 4.00% | 4.00% |
| 18:30 | USD | FOMC記者会見 | — | — |

EUR/USD · FXメジャー
本日のFRBの金利決定は、EUR/USDの短期的な方向性を左右し得る最重要材料として際立っている。投資家は金利決定そのものだけでなく、FRBがインフレとの戦いに関して発するメッセージや、年内の政策パスにも注目している。米金利が長期にわたり高止まりする可能性が強まるとの期待は、ドルが金利面で優位を維持し、EUR/USDへの売り圧力を下支えする助けになり得る。
このペアでは、1.1130が重要なレジスタンス・ゾーンとして注目される一方、下方向への動きでは1.1120が最初の強いサポート地点として追える。
| レジスタンス | サポート |
|---|---|
| 1.1130 | 1.1120 |
| 1.1140 | 1.1100 |
| 1.1160 | 1.1090 |

GBP/USD · FXメジャー
ポンドはここ数週間、英中銀(BoE)が利上げに踏み切る可能性への期待によって下支えされてきた。しかし、そうした期待は概ね織り込まれているため、さらなる上昇余地は限られている。加えて、FRBに先立つドル高がGBP/USDに圧力をかけている。その結果、本日の値付けは両国の金利決定そのものだけでなく、政策の方向性の違い、そして英国の予算が債券市場に与え得る影響も反映している。
もしペアが上向きのトレンドを維持するなら、1.3310が強いレジスタンスとして注目される。一方、下方向への動きが起きる場合は、1.3300が最初の重要なサポート・ゾーンとして追える。
| レジスタンス | サポート |
|---|---|
| 1.3310 | 1.3300 |
| 1.3330 | 1.3290 |
| 1.3340 | 1.3280 |

XAU/USD · 金属
インフレが市場予想を上回ってくると、金利がより長く高止まりするとの見方が強まり、金の上値を抑える可能性がある。逆に、予想を下回る結果なら、金利面の圧力が和らぎ、ドルの押し下げにつながり、金が再び上昇する後押しになり得る。
テクニカル面では、4050と4070がそれぞれ重要なレジスタンス水準として注目される一方、4040と4020は下方向で確認したいサポート水準として残る。| レジスタンス | サポート |
|---|---|
| 4050 | 4040 |
| 4070 | 4020 |
| 4100 | 4000 |

XAG/USD · 金属
銀価格は、相反する2つの力の間で現在は拮抗している。ひとつは、原油価格の落ち着き、インフレ懸念の後退、そして貴金属への買い需要が価格を支えていること。もうひとつは、強い米ドル、高止まりする金利見通し、そして世界の景気・工業需要をめぐる不透明感が、銀の上値を抑えていることだ。
テクニカル面では、$54と$55がそれぞれ重要なレジスタンス水準として注目される一方、下方向で確認したいサポート水準は$53と$52だ。
| レジスタンス | サポート |
|---|---|
| $54 | $53 |
| $55 | $52 |
| $56 | $51 |

ブレント原油 · エネルギー
FRBがより引き締め的な金融政策スタンスを示す場合、ドルが強まり、他通貨で購入する買い手にとっては、ドル建て商品である原油がより高くなる可能性がある。そうしたシナリオでは、地政学リスクが価格を下支えし続けるとしても、ブレントには下押し圧力がかかり得る。
テクニカル面では、$110と$111がそれぞれ重要なレジスタンス水準として注目される一方、下方向で確認したいサポート水準は$109と$108だ。
| レジスタンス | サポート |
|---|---|
| $110 | $109 |
| $111 | $108 |
| $112 | $107 |

ビットコイン · 暗号資産
金利が高止まりし、政策も引き締め的なままになるという見方を強めるようなメッセージは、ドルと国債利回りの上昇につながり、ビットコインに圧力をかける可能性がある。利回りを生む伝統的な資産が、利回りのない暗号資産への需要を抑え得るためだ。
テクニカル面では、80Kの水準が強いレジスタンスとして注目される。いったん押し目が入る場合は、79Kのエリアが最初のサポート・ゾーンとして追える。
| レジスタンス | サポート |
|---|---|
| 80K | 79K |
| 82K | 78K |
| 85K | 75K |





